損害賠償の豆知識

 

 

損害賠償とは、他人の行為により、不利益をこうむった者が生じた時、その行為者から不利益を被った者に対して金銭等を交付させることによって、事後的に不利益を除去すること、もしくはそのような民事上の法制度です。

 

民法上のものとして、

 

(1)債務不履行によるもの、民法415条。

(2)不法行為に基づくもの、709条。この中には慰謝料としての賠償や監督義務者としての賠償、使用者責任などが含まれています。

(3)特別法による不法行為責任の修正があります。また、会社法上のものとして、会社法423条や429条があります。その他、風評被害によるものもあります。このようなケースでは損害を被っても賠償してもらいない場合があります。

 

それは、失火責任にかんする法律(民法の特別法)です。民法709条の規定は火事を例外としています。

 

このため、となりの家が火事を出し、自分の家が全焼あるいは半焼しても損害の賠償を請求することはできません。

 

ただし、失火者に重大な過失がある場合は賠償請求することはできます。

 

このような法律を盾にして賠償を逃れようとする失火者もいます。話は変わりますが原子力被害による損害の賠償請求は特別法による不法行為責任の修正を根拠として行なわれています。