不法行為とは?

 

 

不法行為とは、ある者が他者の権利や利益を侵害する行為のことをいいます。

 
不法行為によって権利や利益の損害が発生した場合、加害者は被害者に対し、その損害についての賠償を行う義務を負うことになります。

 
被害者は賠償を求める際、加害者に不法行為責任があることの証明が必要です。

 
不法行為責任が認められるためには、加害者の不法行為が故意または過失によって行われたこと、その不法行為が権利ないし利益を侵害していること、不法行為によって損害が発生したことの3点が要件となります。

 
民事訴訟では、被害者側はこの3点について主張し、その裏付けとなる証拠を提出して、加害者に不法行為責任があることを立証することになります。

 
ただし、加害者に責任能力がないと認められる場合には不法行為責任を問うことはできないと定められています。

 
不法行為による損害について賠償を求める場合、被害者は受けた損害についての賠償だけでなく、損害によって受けた精神的苦痛に対しての慰謝料や、実際に賠償金が支払われるまでの期間についての遅延損害金も併せて請求することができます。

 
ただし、被害者が損害または加害者を知ったときから3年、不法行為のときから20年の期間が経過すると、請求する権利は消滅してしまうので注意が必要です。