債務不履行と不法行為の違いは?

 

 

ある行為を他の人に代行させることを使用する、と言います。

 

そして代行者のことを使用者と呼びます。

 

もしあなたが誰かを使用者としてなんらかの行為を代行させた時、あなたには使用者責任が生じます。

 

つまり被用者が第三者に損害を与えた時には、あなたが賠償責任を負うということです。

 

使用・被用の関係は、雇用関係の有無、有償・無償、継続的・臨時的などの区別を問わず、事実上の指揮監督関係があれば成立します。

 

例えば被用者があなたの犬の運動のため犬を外に連れ出している時に、その犬が第三者に迷惑を及ぼしたとしたらその損害を賠償しなくてはなりません。

 

これが動物占有者の責任です。動物占有者の責任とは、この場合においては被用者にではなく、あなたにあるということになります。

 

 

これらのことから使用者はいかなる時でも賠償責任を伴う訳ですが、免責される場合もあります。

 

例えば使用者が、被用者の選任およびその監督について相当の注意をしたとき、または相当の注意をしてなお損害が生じてしまったとき、です。

 

先の犬の例では、その犬が大きくて力のある犬であったとき、あなたが犬を訓練所に託した経緯があり、それでも他の犬に襲いかかられて応じた結果の事故の場合が該当します。

では責任無能力者の監督者責任とはなんでしょうか。まずは責任無能力者とは、加害の事実を認識できない未成年者や精神障害者ということになります。

 

被用者がそれに該当する場合には、被害者は加害責任を問えません。したがって使用者であるあなたが責を負います。

 

被用者が公務員の時は国家賠償法が民法に優先して適用されます。

 

その時は国家賠償責任は国・公共団体が使用者責任を問われます。